野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

4月7日(土)

 これを書いているのは4月8日午後9時41分。なぜなら、昨夜4月7日の日記を書いたはずなのにどこにもないから。

 昨日は放送大学の録りためた講義を観ていた。

 中でも「宇宙を読み解く('09)」第1回(海部宣男・かいふのりお)、「宇宙観の歴史と科学」第1回(中村 士・なかむら つこう)両教授の講義は古代史への新たな知見に満ちていた。

 昨日はそれらについて日記に詳細を記したのだが、今日はエネルギー切れで一部だけ再記する。

 今から5000年から7000年くらい前まで「ヒプシサーマル期」と呼ばれる温暖な気候が続く時代があった。聖書にある「エデンの園」ように豊かな土地があったと考えられる。しかし寒冷化が進むと砂漠化が始まり、人々は大河の流域へと集中し、4大文明が起こった。つまりヒプシサーマル期の終焉が4大文明が時を同じくして勃興したことを説明できる理由である。

 これだけで講義に熱中してしまった。このあと、中国の「宇宙」の2文字が「天地四方・往古来今」を表し、それがすなわち相対論が予言した「時空」という概念と一致すること、エジプトにおける真北の決定(真の北極と角度で10分ずれているために、トゥバンが北極星であった時にコカブとミザールを使ったことが分かっている)、サロス周期の決定などが続く。

 海部先生の講義では、長野県諏訪市の「時の科学館 儀象堂」を訪問するルポがあり、復元された中国の「水運儀象台」の詳しい説明があった。ここにはいつか行かなければならないだろう。

 と、まあ、こんなことを書いていたら明け方4時過ぎに意識をなくして(つまりPCの前で眠ってしまったらしい)、気づいたら5時前だった、というわけ。

 日記の復元はここまで。