野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

9月2日(日)

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 昼過ぎにモリアキ翁93歳に頼まれて市民会館まで送った。

 そのまま水汲みと買い物に行く途中、ラジオから流れてくるのはトーキング ウィズ 松尾堂だった。

 それは以前にも聴いたことのある内容で、すぎやまこういちさんと加山雄三さんがゲストの回の再放送だった。話題はゲームが中心だったけれど、そこで、すぎやまさんが世代間ギャップについて語った。

 私が最初に世代間ギャップを感じたのは高校3年生の時だった。普通の人より遅いかも知れない。

 オイルショックの直後、テレビで記者が一般の人々にインタビューしていた。その時、40歳くらいの教養のありそうな女性が「オイルショックと電気に何の関係があるんですか?」と逆質問していたの聞いてびっくりした。

 びっくりしたのは、彼女が学生時代に習った「日本の電気は水力」という情報を更新する機会がなかったことだ。ところが、その後分かったことは、情報更新機会の喪失が彼女ひとりに限ったことではなかったことだ。

 時々放送される「ニッポンのジレンマ」を観ると、バブル期を知らない、不況がデフォルトである若者世代の世界観・人生観のほうが現状認識として正確なところが多く、私自身も情報の更新を喪失していることを思い知らされるのだった。

 ところで、話題は戻って買い物の途中でホームセンターの電材売り場へ立ち寄り、最後まで耐震対策がなされていなかった “たろ” の部屋の照明を激安で耐震化するための買い物をした。

 松下幸之助が開発した「国民ソケット」が今も製造・販売されていることをご存知だろうか。ブランド名はパナソニック、商品名は「新国民ソケット」に変わっているが、基本的には同じものである。

 シーリング・ライト用の電力供給用に天井には「埋め込みローゼット」や「引っ掛けシーリング」が用意されている。それを電球型照明に変換するのが「引っ掛けレセップキャップ」。しかし、これだと壁にあるスイッチでしか点灯・消灯ができない。そこで登場するのが「新国民ソケット」。今回はナツメ球型LEDライトと、60w型LED電球2個を取り付けたかったので「縦引き親子ソケット」と二股になっている「2号新国民ソケット」を接続して3つのパーツで照明器具を組み立てた。これで、60w型LED2球同時点灯、1球点灯、ナツメ球のみ点灯の3シーンが得られる。

 これで、被害地震が発生しても照明の破損によるダメージは、ほぼなくなった。おまけに格安。ランニングコストも3分の1以下になった。

 

 ところで、行事が終わってからモリアキ翁から電話があったら迎えに行く事になっていたが、買い物を終えて家で待機していてもなかなか連絡がない(老人性難聴なので、電話がかかってくることが合図)。

 探しに行っても行き違いになる可能性が高いので、とにかく待っていると、モリアキ翁行きつけの店のご主人から電話があった。モリアキ翁がいつも使う公衆電話が廃止されたらしかった。しかし、モリアキ翁が無事でなにより。

 

 日付が変わってから、録画しておいたETV特集「吉田隆子を知っていますか」を視聴。忘れ去られた作曲家、吉田隆子という人の生涯を追った番組だった。これについては別の機会に書きたい。

 

>今日の気持玉

・4α_グリッサンド <ナイス>3

・4β_コレルリ風に <ナイス>2

・4β_蝿座 <なるほど>1

・4β_誕生パーティ <ナイス>1

・4β_ペップという鳥 <ナイス>1

・4γ_白鳥座 <ナイス>2

・5α_スケルツォ <ナイス>2

 

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今日も大気が不安定。10分前まで晴れていたのに迫り来る暗雲。夕方、徒歩で食材を買いにでかけ、このあと雨に降られてしまった(もちろん傘は持っていた)。