野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

9月22日(日)

282003

 

 晴耕雨読(せいこううどく)の意味は「世間の煩わしさから離れ、晴れれば耕し、降れば読書というような心静かな生活」を指すのだけれど、実際の晴耕雨読の生活は厳しいものだろう。

 そもそも、素人が片手間で農業をやっても簡単に収穫にたどりつけるとは限らない。雨が降っても降らなくても田畑のことに心を煩わせ、全力で取り組まければならないというのが実情だろう。

 雨読も難しい。何もせずにぼんやりしているのも難しいが、読書に勤しむというのも全ての人ができるということではないだろう。

 そのような生活を送った一人が画家の高島野十郎で、1960年に千葉県柏市に土地を借りて電気・水道・ガスなど一切ない自給自足の生活を始めた。

 晴耕雨読ならぬ晴耕雨描である。

 私には、とてもできないので、その代わりに「大隠居」を目指している。大隠居も誤解されていて、八割がたの人が「安寧な大隠居をしたい」と賛同してくださる。

 大隠居は暮らしの達人になることで、そのためには求道者のような修行を続けなければならない。つまり、失敗のない生活のために学び、身体を鍛え、常に周囲に注意を払うという暮らしかたを指す。

 明日午前は板橋の叔父・叔母と墓参予定。午後は大宮高校吹奏楽部の定期演奏会。

 早く寝たほうがよさそうだ。

 

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大学同窓のL女史が保管していたチャイコフスキーの「トロイカ」2台ピアノ版。1976-1977年頃に編曲。

 

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