野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

12月5日(木)

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 今日はクルマの点検とタイヤ交換のためにカー・ディーラーまで出かけた。

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 ショールームで待ちながら吉田秀和「音楽紀行」を読む。

 あまりの面白さに、これは詳細なメモをとらなければと思い立ち、もう一度冒頭から読み始めた。

 「シカゴでは中谷宇吉郎教授のお宅にお世話になった」と書かれていたが、雪氷学の先駆者である中谷宇吉郎博士のことだろうか? 中谷宇吉郎博士が過ごしたのはイギリスだったはずだが・・と、このあたりは良く分からなかったが、フリッツ・ライナーの指揮でシカゴ響を聴いているのは羨ましい。

 ワシントンでメサイアを聴いた時のチェンバロはラルフ・カークパトリックだったりと、既に歴史となった音楽家たちの生演奏に接している点は、もはや誰にも真似ることのできない貴重な体験。

 ニューヨークではヴァレーズに会っている。ヴァレーズは「私はドビュッシーを知っている。彼はいつも日本の版画に囲まれてゆっくり作曲するのが好きだった」と語っている。また、ヴァレーズはバルトークの6つのカルテットを褒め、モンテヴェルディの「オルフェオ」とベルクの初期の歌曲を「美しい音楽だ」と述べたという。

 もう眠る時刻だ。この続きはいつかまた。このあとも伝説の音楽家たちが登場する。

 さて、整備を終えたクルマを発進させてステアリングを切った途端、タイヤの交換を実感した。まるで別のクルマに乗り換えたかのようなハンドリングになっている。そういえば、前回の交換でも同じ感想を持ったのではなかったか。

 

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今日から階段ギャラリーはクリスマス・モード。これは夜の感じを出すために、感度を200まで下げて、三脚に載せ、遅いシャッター速度で撮影したもの(クリックで拡大)。