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もう日付が変わって12月10日。あと2週間でモリアキ翁は95歳。血圧もサチュレーション(動脈血酸素飽和度)も大丈夫。食欲旺盛。だからと言って気を抜くわけにはいかないが、無事に正月を迎えてもらいたい。
今年も200枚を超える年賀状を出すため、彼は宛名書きに励んでいる。
今日は正月飾りを用意。今年は鯛のぬいぐるみ付きの、例年よりも大型タイプ。
ところが、なぜかボール紙に「寿」が印刷された安っぽいカードが貼りつけられていて(なんと水引に酢酸ビニル系接着剤でべっとりと)、それを和紙を2枚に分離してしまう絵画修復師のような作業で剥離。水引に残った接着剤を取り除くのにかなり時間がかかったのは言うまでもない。
こんなものを貼りつけたデザイナーのセンスを疑いたくなったが、ひょっとしたら犯人はデザイナーではなく、たとえば営業担当のような人なのかも知れない。
冷たい雨の降る夕暮れ