野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

12月20日(金)

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 たったいま(21日01時10分頃)茨城県南部を震源とするM5.3(速報値)、最大震度4の地震があった。作曲工房周辺は震度3の模様。

 現在、発生リスクが高いとされているのが駿河トラフを震源とするプレート境界型地震(東海地震)、と南関東直下型地震

 現在の東京圏は地殻の静穏期に発展したため、地震に弱いとされている。建物は建築基準法などで耐震基準が設けられているものの、都市計画そのものは地震災害に対して特別な考慮の上に成り立っているものではない。

 人口が集中すると、経済的には有利である反面、災害時にはそれが不利に働くこともある。その一例が、災害時の水や食料の確保。

 災害のない平時でも、輸送インフラをフルに使ってようやく首都圏のスーパーマーケットや商店に品物を配送している。幹線道路がいくつか寸断されただけでも都心への物資輸送には困難をきたすかも知れない。

 各家庭での備蓄基準は、少し前に3日間から一週間に変更されたけれども、一週間の備蓄は余程の覚悟がないとできない。保管場所も、その更新も3日分と一週間分では大違いだからだ。

 そもそも、人が、いわゆる “非常食” だけで健康が保てるのは思った以上に短い期間だろうと思う。新鮮な食材は欠かせないものだ。病気に対応した食事が必要な人はもちろんのこと、アレルギー対応食が必要な人には更なる困難が待っていることだろう。

 首都圏における大災害では、まず生き延びることが大前提ではあるものの、生き残った時の備えが事後の運命を左右することになるだろう。自治体も頑張ってくれているが、最終的には個々の備えということになる。

 

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ぶちねこジョーンズの貴重な写真の一枚。1984年3月。