野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

12月31日(火)

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 今日は、カミさんが年末で唯一のシフトオフ。

 彼女が司令塔となって、我々の子どもなのに子どもではない「コドモオオトカゲ」な “風” と “たろ” に指図して、一日でおせちを作り上げてしまった。

 指図と言っても、とても簡潔。

「“たろ” 。あんたはね、最初これ作って。はいレシピ」

 こんな調子で4人でかかれば10品くらい作るのは簡単。と、行きたいところだったが、調理が佳境にさしかかった午後おそく、修理を終えた食洗機が届いてキッチンは野戦病院状態に(食洗機の取り付けは給湯器からの配管と、排水関係の配管接続や試運転があって、すぐには終わらない)。

 それでもみんな食洗機の “松”(命名時は “サブリナ”)が帰ってきたことのほうが嬉しかった。

 “松” が正月に間に合ったので、元旦に使う食器類は全て例年どおりに戻ることに。食器だって美しいほうが良いに決まっている。

 日没ころ、おせち料理は1Fキッチンに移され、きれいに片付いたビストロ “とむりん” は、今夜だけ「そば処 富林庵」に。

 海老と野菜のかき揚げを載せた熱々の天ぷらそば6食を供し、全員あっという間に平らげた。

 

 それから女性たち3人組は「紅白」観戦。

 私は生まれてこのかた「紅白」をきちんと観たことがなく、今夜も撤退。“風” も興味がないらしく自室にもどった。

 今年最後の曲を書くつもりだったのに、うっかりプロコフィエフを聴き始めたら止まらなくなってしまい、そのまま知らぬうちに2014年に突入。そうか、2014年は、こういう年なのだな、などと訳のわからぬ感慨にふけってみたりしたのだった。

 

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今日は足りない食材を買うために、あちらこちら走り回った。これは “たろ” が保育園にかよっていた頃に「およふくのき」と言っている意味が分からず、彼女に案内させて見に来た木立。やはり冬で、というか冬でなければ分かりにくいのだが、彼女は「お洋服を着た木」と言っていたのだった。

 

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その木立から程近い、蔵が並ぶ大邸宅。これだけの広さの家を維持することは並大抵のことではないだろう。

 

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広すぎて全景を収めきれない。

 

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中学校への通学路だった道。いまは区画整理地内で何もないが、ずっと昔は両側に青果店、美容室、飲食店などが並んでいた。

 

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右(東)を向くと母校の中学までずっと更地になっている。あっという間に新しい家で埋まることだろう。

 

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“風” が担当した、モリアキ翁(あと3日で95歳)専用の「喉に詰まりにくい餅」。餅好きなモリアキ翁は、この餅を楽しみにしている。つきたては美味しくて、ついついつまみ食いしてしまった。

 

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2013年最後の夕景。作曲工房の来客用駐車場から眺めた北戸田駅と、上り線ホームの233系7000番台。ズーム5倍で撮影。