野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

7月2日(水)空気圧に気をつけろ

290529

 

 自転車チューブのバルブには英式、仏式、米式の3種類があって、日本ではママチャリを始めとする多くの実用車で英式が採用されている。車椅子も一般的には英式バルブ。

 英式バルブは虫ゴムが劣化しなければ空気が抜けにくく、メンテナンスに興味がない人でもOKなところが広まった理由なのかもしれない(仏式や米式は空気が抜けやすいというわけではない)。

 しかし、英式バルブは空気圧を計りにくいという側面もあって、今日、我が家の “なんちゃって電チャリ” 青虫号に米式バルブ・アダプターを装着してみた。

 

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アダプタを装着して、米式バルブになった青虫号。

 

 米式バルブは自動車用タイヤと同じもので、空気圧を簡単に調節できることと、空気圧を測りやすいという長所がある。

 仏式バルブは、主に高圧チューブを使用するロードバイクに使われている。700Cなどと呼ばれるタイヤは、そのほとんどが細長い仏式バルブ。

 

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米式バルブには、専用の空気入れを使う。これは仏式、米式、英式の全てに対応するフロアポンプ。今までは、ずっと英式として使ってきた。

 

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青虫号の指定空気圧は450kPa(キロパスカル)。

 

 1気圧は101.3kPaだから、およそ4.5気圧。フロアポンプのエアゲージを見ながら、450kPaをわずかに上回るように圧を上げる。

 

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英式バルブに空気を入れる時には、挙動が一定せず空気圧が測れなかった針がピタリと止まる。

 

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ここで役立つのが空気圧のアジャスト機能を持つエアゲージ。これはパナレーサーのデュアルヘッド・デジタル・ゲージ(2000円くらい)。

 

 アジャスト機能を使って、450kPaちょうどに空気圧を調節。

 実は、米式バルブ・アダプタを取り付ける前の青虫号は350kPaだった。その理由は、フロアポンプのゲージにある赤いマーク。臆病者なので、針がこの位置を超えないように空気を入れていた。

 さて、指定空気圧となった青虫号を走らせると、その転がり抵抗の小ささに感激(もちろんアシスト・オフ)。ペダルをキックしなくとも、スッと走り始める。そういえば、青虫号を買った直後に、その走りの軽さに感激したのではなかったか。まさに、それが蘇った。

 今回、バルブアダプタを装着しなければ、ずっと3.5気圧程度の低圧状態で走っていたかも知れない(一般的なママチャリは3〜3.5気圧の指定空気圧なので、ご自分のタイヤチューブの指定空気圧を確認していただきたい)。

 

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今日は暑くて日中に走るのは辛い。

 

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この蟻の行列の目的地が、ようやく判明。

 

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それはムクゲの花。どの花にもアリがいる。蜜が目的かとも思ったけれど、案外ムクゲにつくアブラムシが目当てなのかも知れない。

 

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薄雲を通して月齢5直前の月が見える。涼しくなった夜に、軽くなったペダルを踏んで水汲みに行った。季節が良くなったらロングライドが楽しみ。とりあえず、荒川河口往復か。