野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

12月29日(月)大掃除開始

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 Eテレの「趣味Do楽」という番組で「3か月でフルマラソン めざせ!サブ4」を、このところシリーズ放送していた。“サブ4” というのは、42.195kmを4時間以内に完走することだそうだ。それは市民ランナーのひとつのマイルストーンらしい。

 それを見ていて、フルマラソンが体力と共にテクニックのスポーツであることを知った。

 その昔、ピアノも練習すればうまくなると「妄想されて」いた。しかし、音楽のみならず、すべての芸術は “イメージ” の勝負だ。美的内面に裏付けられた表現と、美しさを知っている指先が発する音。

 それがなければ、そもそも練習は成り立たないばかりか、正しいテクニックも確立できない。

 フルマラソンも、そのコースをどのように走るかという明確なイメージがなければ闇雲に走ることになりかねない。登りと下りでは走法が異なる。ペース配分がなければ駆け引きなど成立しない。呼吸法はどうするか、歩幅は、足の蹴りだしは、着地は、腕の振りは?

 世の中、面白すぎる。探求することばかりじゃないか。

 

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年に一度だけ、食材がこぼれていないガスレンジ。掃除は “たろ” 担当。

 

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午後、わずかに雲の切れ間が見えてきた。

 

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夕方、西の空に太陽の輝きが。

 

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その後、急速に雲が移動。

 

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「正月は、ここで過ごすのか」とモリアキ翁(あと5日で96歳)は、がっかりしている。我が家もモリアキ翁が退院するまで正月はお預けだ。

 

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夕闇せまる総合病院。

 

 モリアキ翁の病室からの帰りに、久しぶりにボルタック商店に立ち寄ってみた。

 今回、着目したのはデイパックのコーナー。安っぽいバッグの中に、リザーバ(ハイドレーション・バッグ)のチューブ穴付きのものを見つけたからだ。ハイドレーションバッグを収納して走れば、チューブのエンド部分がロードバイクのレーシングボトルと同じようにバイトバルブ(歯で噛むと開く)なので、キャップの脱着をせずに水分補給ができる。もちろん、このデイパックにハイドレーションバッグは付属しない。使う人によって容量が異なるばかりか、値段も数千円するからだ。

 ボルタックではサイズ、デザインに関わらず、全てのリュック類が税抜き999円なのだ(アバウトすぎる)。

 本物ならいくつかの特徴がある。

 ひとつはランナーが持って走りたくない代表格である鍵、あるいは鍵の束を収納する専用のキーフック。これがあれば、鍵をガチャガチャいわせずに済むばかりか、すぐに取り出せる。

 そして、背中に密着しないベンチレーション機能、荷物が多くても少なくてもバッグがピッタリのサイズになる(中で荷物が揺れない)アジャスト・ベルト、バッグが背中で揺れるのを防ぐチェスト・ベルトなどだ。

 とりあえず、それらの条件を全て満たしていた。

 しかし、なんとなく安っぽい。んんん・・・だが、それも軽量化のためかも知れない。メチャクチャ軽いのだ。

 容量は20リットルというところだろうか。着替えも入れられるサイズだ。

 自転車では、ハイドレーション・バッグも揺れを防ぐベルト類も必須というわけではない(ベルト類はあったほうがいいだろう)。次は自分自身がランナーになりそうな気がしているだけなのだ。

 まあ、ハズレを引いてしまったのなら災害時の避難用に転用しようと思って購入。

 帰宅して重量を計測すると398g。信じられないような軽さだ。私が外出用に使っている同サイズの合皮リュックは1kgを超えている。

 もう本物も偽物もない。気に入ってしまった。

 これで、TN号の大型サドルバッグは取り外しとなるかも。サドルバッグは収納重量を確保するために金属フレームで取り付ける方式で、それ自体が重い。0.4kgのデイパックに、重量でも収納量でも分があるというものだ。背負具合は使ってみないと分からない。