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御成橋を過ぎると左岸堤防に登る。北風がどんどん強くなる。
これは浅間山だと思う。5月の連休前くらいまでは雪が見えた。
秩父の山々
見えてきたのは糠田橋。左岸側は河口から62.3km。この橋を渡って右岸に移れば吉見総合運動公園管理棟がある。糠田橋を越えると武蔵水路がある。武蔵水路を見たいので、大芦橋まで頑張ってみようと思う。そろそろ脚が残っていない。
最近舗装工事を終えたばかりの左岸堤防。北風さえ吹いていなければ、さぞかし快適なことだろう。以前は右側の細いルートを走っていた。
確実に北風アゲインストは強まっている。
荒川水管橋が見えてきた。大芦橋は、もうすぐだ。
土煙を上げる荒川河川敷。土埃は右岸方向に飛んでいく。右岸には行きたくないぞ。
大芦橋を渡るなら左へ、先へ進むなら右側のアンダーパスへ。迷いながらもアンダーパスへ向かう。
大芦橋は河口から68.4km。
大芦橋を過ぎると、自転車専用道が現れる。しかし、1km程度で終わってしまう。
久下橋は河口から73.2kmのところに架かっている。あと2.2km。頑張れるかも知れない。いざとなったら熊谷駅から輪行できる。
画面中央左を走るのは、間もなくJR熊谷駅に到着する高崎線233系。
あと1.2km。
ついに久下橋到達。ここで折り返そうと思ったけれど、渡らずにはいられない。
久下橋は橋長778m。
久下橋から上流側は、強いアゲインストが吹いていない時にアタックする。
久下橋の歩道・自転車道は上流側にある。
ここまで遡(さかのぼ)ると、水がきれいだ。
橋の直下の水。透明で澄み切っている。
左岸側に戻る時に見える案内標識。久下橋の上流には荒川大橋と新荒川大橋が上下線でペアになるR407が走る橋がある。
新荒川大橋は、ずっと下流に川口市と北区を結ぶ同名の橋がある。道路管理者側の視点では、荒川の名を冠する命名は便利であるに違いないけれど、河川管理者の視点では名称だけでは位置が特定できない橋となる。橋名が他と被る可能性が低い特徴的な命名でない場合は、架橋地名も加えるというルールを定めるというのはどうだろうか?