野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

2017年10月10日(火)みちびき4号機 打ち上げ

 

 

 

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今日は中潮、月齢19.9。干潮時間でも水位(潮位)があまり下がらない。

 

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まだ全線が開通していないので空いている水汲み街道。店は「ファッションセンターしまむら」一軒だけ。しまむら街道と呼べばわかりやすいかも。

 

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おお、真夏日アメダスでは、さいたま市観測点の最高気温が29.2度。その時刻は16時1分。

 

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今日の日没。

 

 みちびきは、日本の測位システムを構成する衛星で、3号機が静止軌道上で運用されるのを除けば、後の6機は準天頂軌道に投入される。

 今日の4号機も、まず低高度の円軌道であるパーキング軌道に投入されてから、遠地点が36000kmとなる静止トランスファー軌道に移動。その後、遠地点(apogee)でアポジキックモーターを点火して、ようやく準天頂軌道に入ることができる。私が若い頃には単にアポジモーターと呼んでいたが、念のために調べてみると略称もAKMでキックがきちんと入っていた。

 というわけで、みちびき4号機に関しては、まだまだ気が抜けない。正式な運用は来年4月になるようだ。

 GPSはアメリカが軍用に開発した測位システムで、有事の際にはスクランブルをかけられて他国では使用不可能になる可能性が高い(ほぼ確実にそうなるだろう)。

 それで、ロシアは自前でGLONASS、EUはGalileo、中国は北斗(北極星を指し示す大熊座の意)などの測位システムを構築、あるいは準備しつつある。

 日本の準天頂測位システムは、GPSを補完して精度を上げることを主眼としているので、上記各国のシステムに比べると少々心もとないが、低予算で得られる精度の高さは抜群のコストパフォーマンスに違いない。

 衛星が7機体制となって、システムが完成するのは2023年の予定。