野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

2017年11月8日(水)ブレードランナー2049

 

 モリアキ翁98歳をデイサービスに送り出してから、大急ぎで家事を済ませ、カミさんと一緒に老いぼれたユードラに鞭打ってユナイテッドシネマズ浦和まで「ブレードランナー2049」を観に行った。

 今日はTN号で走る予定の日だったのに、朝になって突然カミさんから「今日、ブレードランナー観に行かない?」と言われて、どんよりした曇り空を眺めてからOKしたのだった。上映開始まで、あまり時間がなかったので、大急ぎで準備を済ませて出発した。

 

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これは駐車した区画を忘れないようにするための画像。

 

 予約なしで出かけたので、チケットを買い求めようとレセプトに行って会員カードを提示すると、ポイントが貯まっているから無料鑑賞できますと言われた。なんだかラッキーだ。おまけに良い席も取れた。

 前作である「ブレードランナー」(1982年公開)は、フィリップ・K・ディック(アメリカ:1928-1982)が1968年(!)に書いた「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」の映画化。ディック自身は、映画公開の4か月前に没している。

 今作の「ブレードランナー2049」について、事前に何も調べていないので的はずれなことを書いてしまうかもしれないけれど、これはディックの作品ではなく、リドリー・スコット世界として再構成された前作を基に、すぐれた脚本家、あるいはスコット自身が作り上げた物語だと思う。

 本編だけで163分という長尺の作品。あっという間に終わるようなタイプの映画ではなく、ワンカットが長くゆったりと進むので、本当に163分をたっぷりと感じた。もうひとつ、その長さを強めたのが、30年くらい前の東欧作品を観るような印象を与える点かも知れない。だからと言って、退屈するようなことは一切なかった。

 おすすめ度は高いけれども、マニア向けという側面も持っている。そこがブレードレンナーシリーズ(2作だけだけれど)とスターウォーズ・クロニクルとの違いだろう。

  

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上映を終えて、現実世界に帰還したところ。

 

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パルコ6Fから見たJR宇都宮線京浜東北線湘南新宿ラインが走る浦和駅東口と、奥に駅ビルであるアトレ浦和。

 

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浦和駅東口ロータリー

 

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これは夕方になって、今日最後の外出で撮影した北の空。雲が切れて空が見えている。