野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

2月2日(日)

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 今日は午前と午後の2回、買い出しに出かけることになった。

 定期便の画像は午前中、こちらは夕方からの外出。

 美しい、あるいは雄大な風景はインスピレーションの源。今日は寝ずに楽譜を書きたい気分だけれど、気合で自転車を走らせたので身体の心から眠気がやってきている。これは、眠るチャンスなのか? 

 そういえば、今夜は映画「鍵泥棒のメソッド」が放送された。内田けんじ監督の傑作だと思う。以下、ネタバレを含むので注意。

 録画を早送りでチェックしたところ、ベートーヴェンの「弦楽四重奏曲 第14番 嬰ハ短調 作品131 第1楽章」が3回流れるはずのところが、2回だけになっていた。

 最初は冒頭シーン近くのクルマの中で。2回めは、広末涼子演じる水島香苗の自宅で彼女の父親の形見であるアナログ高級オーディオで。そして今回カットされたのが香川照之演じる山崎 / コンドウが、記憶を取り戻してから自宅で最新デジタルオーディオで聴くシーン。このカットされたシーンがもっとも感動的に響くことは言うまでもない。

 劇場では3回の音質差がはっきりと聴き取れるのだが、テレビでは大きな差が出ないと判断したのかも知れない。

 他にも、クラシックの名曲が見事な選曲とタイミングで使われ、内田けんじ監督の優れた音楽センスを感じさせる映画だった。もちろん、彼が書いた脚本も素晴らしい。

 興味を持たれた方は、ぜひブルーレイ、またはDVDをレンタルしてご覧になることをお薦めしたい。

 

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ここでも梅が開花。戸田市内、知らない個人宅。

 

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笹目線 第40番鉄塔。ここで送電線が大きく方向を変える。こんなにカッコいい鉄塔は滅多にないと思う。

 

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こちらは40番と対をなして送電線をクランク状に方向転換する第39番鉄塔。このすぐ近くに広大な「(仮称)荒川水循環センター上部公園」があり、そのあまりの広さに思わず声を上げてしまった。今日の撮影コマ数が135枚で、その公園(工事中)の画像は割愛せざるを得なかった。

 

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堤防から見た荒川河川敷。ここも広い。景色を眺めながら何度も深呼吸してしまった。

 

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さきたま大橋。撮影場所のすぐ近くに「海まで37.2km」という中途半端なキロポストがある。荒川は、かなり蛇行しているということだ。ウラノメトリア第1巻βを書き上げたら、ご褒美として海まで走ってこよう。

 

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さいたま市まで走ったところで日没が近くなった。堤の上の道路にはウォーキング、ジョギング、マラソンをする人たちがいて、かなり賑わっていた。マラソンをする人と並走して速度計を見たら15km/hを超えていた。趣味ではなさそうだった。

 

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日没が近づいたので、太陽が山の端(は)に隠れるまで連続写真を撮った。これは最後から8枚目。

 

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月齢2.2の細い月。今日のしめくくりにふさわしい月だった。