310635
今日は目黒美術館で開かれている「高島野十郎 光と闇、魂の軌跡」展と、東京国立近代美術館の「安田靫彦」展をハシゴする。カミさんの希望。
とむりん氏は、カミさんの望みを叶えるために生きているので、もちろん同行する。
去年のクリスマスには、ここに素敵なツリーが描かれていた。
これを描いた “子ども画伯” に会いたいものだ。
良い天気だが、これから風が強くなる、はず。
埼京線と山手線を乗り継いで目黒駅に到着。
権之助坂。行人(ぎょうにん)坂の東隣り。目黒周辺には坂道が多い。
目黒川に架かる目黒新橋。目黒川で訪問したいのは大崎駅近くにある御成橋。定期的に橋から大量の放水があり、晴れていれば確実に虹が現れる。
目黒川。桜の季節にはテレビ局がこぞって映像を配信する。
目黒川沿いを歩けば目黒美術館まであっという間。
今回の野十郎展では、初期作品と渡欧期の作品が数多く展示されており、私の高島野十郎観が変わるほどだった。後期作品も数多く展示されており、非常に充実したないようだった。「からすうり」は相変わらず凍りつくような美しさ。等伯の松林図屏風同様、複製不可能かも。
鉄腕アトムもびっくりな現実世界。
ランチは、台湾の人が経営して、働いているのも台湾の人という中華料理店。これは壁際のハンガーの列。
目黒から地下鉄を乗り継いで、竹橋の近代美術館に到着。
高島野十郎(1890-1975)は洋画家、安田靫彦(1884-1978)は同時代を生きた日本画家。比較的最近になってから知られるようになった野十郎に対して、安田靫彦のほうがずっと有名で、名前を知らなかったとしても彼の描いた額田王(ぬかたのおおきみ)の絵は、教科書などで見たことがあるはず。
今日のイチ推しは1912年に描かれた「夢殿」。2012年に描かれたと言われても信じることだろう。厩戸皇子に惚れてしまいそうになった。もちろん、後ろの3美女も。
近代美術館内にある「眺めの良い部屋」。
帰りは皇居東御苑の平川門から大手門へ抜けて東京駅まで歩いた。
帰宅すると、バラの花が一気に増えていた。