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チャイコフスキーの4番を目当てにコンサートに行ったことはない。プログラムの中に入っていたことならあった。だから今日が初めて。
チャイ4は難曲だと思う。どの楽章も演奏が難しいと思うけれど、プロオケでも弦のピツィカートで演奏される繊細な第3楽章は力で押し通すこともできず、いわゆる難曲とは別の意味で難しそうだ。
ラヴェルやドビュッシーの弦楽四重奏曲でもそうだけれど、第2楽章は録音と生演奏の差が大きい。チャイ4第3楽章を生オケで聴いたことがなければ、ぜひ一度お薦めしたい曲のひとつ。
今日の高校生たちは、この曲を「軽々と」ではなく「たっぷり重量級に」演奏してくれた。去年も書いたけれど、高校生のときにこういう体験ができることが羨ましい。
第4楽章終了と同時に大きな拍手が湧き起こったが、同時に「ブラーヴォ!ブラーヴォ!」の声が。ヨーロッパのコンサートホールのようで、客席もレベルが高そう。
来年はコントラファゴットの壁を乗り越えて、チャイ6か?
今日のプログラムはサン=サーンス「死の舞踏」、ドリーブの「コッペリア」から「前奏曲とワルツ」「マズルカ」「チャルダーシュ」、チャイコフスキー「交響曲 第4番 ヘ短調 作品36」、アンコールは「くるみ割り人形」から「トレパーク」、「花のワルツ」。
練馬文化センターをスケッチモードで
開演前のステージ
埼京線車内から
日没頃の光の放射
風に揺れるヘクソカズラ(オオアレチノギクは既に枯れている)。