野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

11月21日(木)ターナー展

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 定期便に書いたとおり、午前中にカミさんとターナー展へ。

 中学時代にはモネからのものと同じくらい影響を受けた画家。初めてターナーに触れたのは、その頃に開かれた「英国風景画展」で。今回も、その時の絵があった。

 ターナーが凄いのは晩年の作。

 今日は写実的な作品から順に眺める構成だったので何の不自然もなく晩年作を鑑賞できたけれど、もし、晩年の作品だけを並べた展覧会があったら、ザオ・ウーキー展と銘打っても不思議ではないほどだろう。

 ベートーヴェンよりも5歳若いだけの画家が到達した未来の鑑賞者へのメッセージ。

 私はモリアキ翁の昼食の用意のために11時半過ぎに帰路に。カミさんは、ほかの展覧会を回るということで、そこから別行動。

 

 上野公園を歩いていて思い出したのが京成線の「博物館動物園駅」。一度も降りないうちに1997年に廃止されてしまった駅で、京成上野駅を出てまもなく現れる地下駅だが、各駅停車に乗っていても、その駅を通過してしまうのだった。

 ウィキペディアで調べたところ、4両編成までしか停車できないため1時間に1本しか停車しない駅ということで納得。

 仄暗いというか、ぼんやり明るいというか、その駅を通過する時はなんとも幻想的な風景だった。

 

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今日は空気が澄んでいて、朝には筑波山も富士山も良く見えた。上の写真は昼ころの富士山。画面中央に薄く見えている。

 

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午後の青空

 

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そして夕景。また電線に夕陽が反射していた。