275066
午前中のレッスンと午後のスケジュールが両方ともキャンセルになったので「憂鬱なソルツィーコ」の録音に専念しようと思った矢先、娘の “たろ” (以下、我が家の長年の慣例に従って “たろぴ” )から、午後から出かけてもそれなりに歩ける場所を尋ねられた。
彼女は巡礼者(?)なのである。
仕事に就いてからの休日は貴重なのだろう。
最初は都電荒川線を狙っていたようだけれど、イメージが湧かないようだった。
「舎人ライナーってどう?」と聞かれたので、よよよ・・と思った。
ポロちゃんのお話の部屋にある「メロンプリンセス号の冒険」の舞台ではないか。近いのに足立区には縁がなくて、舎人周辺には行ったことがない。西新井大師も子どもの頃に行ったきりだ。
というわけで、私は録音のことなどすっかり忘れてたろぴについていくことにした。
埼京線205系。VVVFインバータ方式ではないこの車両もレトロ感が漂いはじめた。噂では233系に置き換えられることになりそうだとか。
午後の日差し程度では北側の屋根の雪は融けない(あ、これ写真間違えてる)。
この写真の赤羽駅乗り換えを提案したけれど、たろぴは池袋乗り換えを主張。今日は彼女に従うことに。3つ先のホームに停車中の電車は京浜東北線233系。
池袋駅にホームドアが設置されたのは知らなかった。山手線231系に乗り換え。
日暮里駅で舎人ライナーに乗り換える。舎人ライナーは、新橋-豊洲を結ぶ “ゆりかもめ” と同じ新交通システム。施設はちょっと近未来的でかっこいい。
舎人ライナー300形の車内。“系”ではないので念のため。都営地下鉄大江戸線の120-000形、120-600形よりも、さらに一回り小ぶり。
300形先頭車両。自動運転なので最前列も客席。
タイヤでコンクリートの路面を最高速度60km/hで走る。正式には「案内軌条式鉄道」というらしい。鉄路でなくとも鉄道なのかと思った。
上り勾配でも力強い加速に、たろぴ大喜び。
「湘南モノレールみたい!」
聞けば、少し前に江ノ島巡礼に行ってきたそうだ。湘南モノレールは江ノ島駅近くにジェットコースターのような区間がある。
あっという間に西日暮里駅着。
見えてきたのが最初の目的地である「足立小台」。荒川と隅田川に挟まれた立地。レベリングに失敗して画面が傾いてしまった。
この鉄道橋のデザインがすっきりしていて美しい。画面左のピンク色の道路は首都高速中央環状線。下を流れているのは荒川。テレビドラマの「3年B組金八先生」が撮影されたのは、ここから少し下流の千住新橋付近。トリビアはどうでもいいけれど、川の近くは風が強い。
南岸から北岸まで扇大橋を歩いて渡った。ここは橋の中央付近。北風が強くて耳が痛い。
橋を渡り終えると風がやみ、舎人を示す案内標識が。
扇大橋駅が見えてきた。
ここから再び舎人ライナーに乗って、西新井大師を目指す。
どこもかしこも現行アニメ的近未来デザイン。つまり、レトロな未来ではないという意味。
扇大橋駅2番線。左上天井の丸いフレームは自然光を取り入れるためのもの。
長くなったので、後編は1月21日の日記で。