野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

5月6日(月)振替休日

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 世の中は連休最終日だけれど、作曲していると平日と休日の区別は曖昧になってくる。

 モリアキ翁を除けば、我が家の朝食と昼食はひとりひとりに任されている。しかし、休日には誰かが率先して手を挙げれば、まとまった料理を作って一緒に食べる(多くの場合、長男の “風” が昼食の料理長になる)。

 ところが今日は家族全員が揃っているのに昼食時間帯が合わず、みんなバラバラの昼食になった。

 各自がそれぞれ料理するとエネルギー上からも効率が悪い。それで、グラノーラ以外に省エネルギーの昼食を工夫してみた(うそ。面倒だったのでありあわせのものを並べただけ)。

 

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前列左からバナナチップ、無塩アーモンド、ラスク、後列左からオレンジ、ヨーグルト(マーマレード)、抹茶。

 

 準備にかかった時間は数分。

 ここには写っていないけれども、食事の前に野菜ジュースを飲む習慣がある。飲み物がコーヒーでないのは、すでに午前中に2杯飲んでしまったから。

 朝食がポーチしたブリのしらこと納豆、味噌汁(それから昨日作ったピーマンの肉詰めの残り1個もあった)だったので、この手抜きランチがちょうどよいコントラストとなった。そう言えば、昨日の夕食はなぜか “ビストロとむりん” だったのだ。“ビストロとむりん” は平日だけにしてほしい。

 

 昼食後は、モリアキ翁の病室に今日の新聞と新着書籍を届けに行った。新曲のアイディアをまとめるため、往復7kmを歩いていくことに。

 

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往路の途中、氷川神社で涼をとる。

 

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これがご神木。とても立派。

 

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往路の「あ!」

 

 病室に到着すると、モリアキ翁がメガネをどこかに置き忘れてたというので、早速捜索。洗面所あたりが怪しいと思ったので探しまわったけれど見つからない。ナースステーションにもメガネの落し物の届出はなく、万事窮すと思ったその時、歯磨きセットの入った洗面器に思い至り、中を探したところ予想は的中。

 今日届けたのは「俳人合点帖 25の肖像(中村 裕 著)」。取り上げられた25人の俳人について、モリアキ翁の解説を聞く。明日にも、同じ著者の「疾走する俳句 白泉句集を読む」が到着する予定。

 

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病院から出たところ。この雲が後で思わぬことに。

 

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帰路の「あ!」。往路と陽射しの位置を比べると、モリアキ翁の病室での滞在時間がだいたい分かる。

 

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帰路の休憩は、良く整備された後谷公園。

 

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これは通りがかった別の運動公園。小さな子どもを連れた若い夫婦。題して「連休最後の日」。

 

 帰宅してすぐに雷鳴と雷雨に。帰宅があと10分遅れたら降られていたかも知れない。

 それで肝心の新曲のアイディアだけれど、風景があまりに美しくて、帰宅するまでに一度も思い出すことがなかった。

 夜になってから、いくつもの動機を書いてみたけれど曲の全体像は全く見えてこないという体たらく。

 また明日がある、ということにしよう。