野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

10月20日(日)山口晃 画業展

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 カミさんと “風” がイチオシなのが、今日の「山口 晃」という画家。

 今日は “風” がモリアキ翁の昼食を担当してくれることになったので、カミさんと “たろ” と3人で出かけた。3人になると交通費はクルマのほうが圧倒的に安くなるので、東北道を走ってドアtoドア約1時間。鉄道の半分の時間。雨も強く降る時があったので、クルマで正解。ただし、昨夜というか、今朝5時になってから眠ったので(大丈夫4時間しっかり眠った)、インスタント・ガッツのお世話になった。

 私は、会田誠などの作品と並んで、彼の小品数点が展示されている美術展しか行っていないので、「山口晃は、ちょっと面白い画家」くらいのイメージしかなかった。

 しかし、今日、ついにその魅力を理解した。要するに複製画やネット上で見ることのできるサイズでは、彼の絵は理解できないということだったのだ。

 壁画のようなサイズの絵でもルーペが欲しくなるほど緻密に描かれており、それを画集に収めるのは不可能だろう。

 いったい彼の人生のどれだけの時間が描くことに費やされているのだろうか。

 一見すると日本画家だが、実は油彩だったりする。

 源頼朝の肖像画の模写は、実物を上回るような画力。そうかと思うと、江戸時代と現代が融合した摩訶不思議な世界が広がる。メカニカルな細密画も凄い。

 この美術展の図録は間に合っておらず、予約して郵送になるとのこと。もちろん一冊予約したけれど、どうやって彼の世界を小さな画集に収めるのかが楽しみ。

 

 会場となった群馬県立館林美術館を訪ねたのは初めて。敷地の広大さも相まって、とても美しい美術館だった。おそらく、建築の世界では知られた建物に違いない。

 

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エントランス

 

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展示室に向かう

 

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美術館を出て、駐車場に向かう道。

 

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肉食女子2人と一緒だったので、ランチも食べ過ぎてしまった。