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数学は苦手だけれど大好きだ。
新聞の書評欄に出ていた「モンティ・ホール問題」(ウィキペディアにも項目がある)が面白くて、明日のレッスンの準備(すでに大半を終えているけれども、最後の詰め)の合間にずっとハマっていた。
ハマっていたのはウィキペディアにも解説されている「直感と理論の乖離」。これがあるから、この問題が面白く、ちょっと飛躍するけれど詐欺師につけ込まれる危険も生じるということだろう。
人が納得するのは感覚がそう教えているときだ(腑に落ちる、などの感覚)。しかし、モンティ・ホール問題では、最初、プロの数学者も正解を信じなかったという。
作曲や絵画のような創作活動の大半は、鑑賞者の感覚を自由に操る方法を考えていると言って間違いないだろう。
明日のレッスンでもヘミオラの表現が核となるのだけれど、楽譜にはたくさんヘミオラが見受けられても、それを全てヘミオラとして演奏してしまっては面白みは生じない(生じる曲もある)。
どこをヘミオラとして表現するかが演奏家の力として聴衆に届くのは当然のことだ。
夕方になってから本降りになって、昨日に続いてクルマを動かしてしまった。