野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

7月30日(月)

270480

 

 今日も強烈な暑さ。その暑さの中、モリアキ翁の定期通院。さすがに空いていた。血圧も無事に下がってきて、お盆の休診があるので投薬は3週間分の処方箋。

 

 今夜は楽譜を書かずに、録画してあった北野武監督の「アキレスと亀」を観てしまった。2度目。評価の難しい映画だが、作中に登場する数々の絵画は亜流のヘタレさがよく出ていて見事。北野監督の自画像は映画用の小道具を超えて絵画として素晴らしい。

 私が信じている天才の定義は、次の5つのうち3つを満たすというもの。

1. 早熟であること。

2. 技術が非常に高いこと。

3. 発想が飛び抜けていること。

4. 途中の過程を経ずに正解(あるいは完成)に到達すること。

5. 時代に先駆けていること。

 

 「早熟」には2通りの受け取り方があると思う。ひとつは早いうちにこぢんまりとできあがってしまうこと(大器晩成と対をなす概念)。もうひとつは早いうちに「未熟」を脱すること。

 天才の作品が人々に好まれるかどうかは別問題。

 

>今日の気持玉

・4β_きつね <ナイス>1