野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

9月22日(土)

272008

 

 今日はレッスンでLさんから聴かせてもらったアンリ・トマジのMelodies Corses - Cyrnosというアルバムが素敵で、もう夢中。

 歌曲とピアノ曲の両方が収められていて、人類は、まだまだ音楽にくまなくアプローチできていないことを実感させられる優れた一枚。

 夜は作曲もせずに、トマジとは全く違うスタンスの(昔なつかしい)モートン・フェルドマンを聴いた。

 高校生の頃、FMの現代の音楽ではジョン・ケージとともに前衛の雄として頻繁に紹介されていた作曲家だが、いま聴くとケージよりもクラシカルに響く。お薦めはPiano(1977)だろうか。