野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

1月14日(月)成人の日 大雪

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 数日前から、我が家の美術系3人が千葉県にあるホキ美術館に行く計画を立てていた(鉄道で)。

 ところが、天気予報が雨となっていたので私がクルマを出すことになった。

 作曲工房カーポートからホキ美術館駐車場入口までの最適化されたルートの走行距離は79.7km。予想所要時間は1時間31分。ちなみに、カーナビの提案によるルートでは少し距離が伸びて、所要時間も1時間39分。

 道路に混雑や渋滞はなく、実際にそのとおりになった。

 

 ホキ美術館は開館間もない2年前に一度訪れている。ところが、その程度のことでホキ美術館を訪問したことにはならないことに最初の展示室に入ってすぐに悟った。

 その展示室のどの絵も、初めて鑑賞するものばかりだったからだ。

 ホキ美術館の図録は第4巻まであり、ミュージアム・ショップには「当館の図録に絵画の重複はありません」という但し書きがあった。

 もし、ホキ美術館の話題が出たら「ああ、そこ行った行った」などと呆けたことを言っていたかも知れない。もし、美術館を建物ではなく、絵画にこそ価値があるとするならば、ホキ美術館はリピートして訪れなければ行ったことにはならないのかも知れない。

 正午過ぎ、美術館を出ると雨に雪がチラチラと混じっていた。

 急いでクルマを走らせたが、雪は吹雪のように激しくなり、あっという間に積もり始めた。たまたま通りかかったガソリンスタンドで、近いカーショップを教えてもらい、すぐにタイヤチェーンを購入。駐車場で装着し、閉鎖されそうな高速道路ではなく、一般道路で帰路についた。

 チェーンを装着していないクルマは、わずかな上り勾配でもスリップしてスタックしてしまう。道路はそのまま渋滞。

 大きな道路は避け、けもの道のような道路を選んで少しずつでも進みつづけて8時間かけて帰宅。途中都内の環状7号線内回りを少し走ったのだが、外回りは10kmくらいの全く動かない恐るべき渋滞(駐車場状態)になっていた。

 チェーン購入は大正解で、登り下りも危険を感じることなく走行できた。帰宅後、玄関前の雪かきを済ませ、娘たちは雪だるまを作った(らしい)。

 明日の朝、その雪だるまの妖艶な(?)姿を見るのが楽しみだ。

 

 

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美術館内部

 

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現在展示中の「新規収蔵展」のポスターは谷川俊太郎氏の肖像画。

 

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ホキ美術館ではトイレの手洗いのカランまでがアート。エレベータはもっとアート。

 

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帰路、くぬぎ山という交差点を左折するところ。

 

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よし、今週はこまめに消す。