野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

1月16日(水)憂鬱なソルツィーコ

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 事の顛末は定期便をお読みいただくとして、いろいろと貴重な体験をした2日間だった。

 今朝は朝から非常に体調が悪かったにもかかわらず、こういう時に限ってインスピレーションがやってくるものだ。

 曲は “本来” の「昔のソルツィーコ」と「憂鬱な子守歌」という、1990年代前半の沈んだ気分で書かれた古い曲のアイディアが融合したもので、めまいと吐き気を押して無理やり書き進んでいた(アイディアはナマモノなので後回しにできない)。

 しかし、体調は悪くなるばかりで、とうとうタクシーを呼んで内科へ向かった。

 医師の見事な診断と対処で夕方には体調が回復。そうなると楽譜を書かずにはいられない。

 そして、つい先ほどコーダの前まで書き上げた。もともとアイディアのある曲を書きなおしたのでペースは速かったけれど、元となった曲の姿がほとんどなくなってしまうほど変貌した。

 こんなことをやっていると、また具合が悪くなりそうなので、もう寝る。

 

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今日の夕空