野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

2月4日(月)

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 今日は結婚記念日だったけれど、今まで同様イベントは何もなし。

 その代わり、家の片付けは進んでいる。

 不要なものを捨てるのはもちろんだけれど、必要な物をより身近に配置するというコンセプトが現れてきたと思う。

 

 今夜(昨夜?)の2355のガラス窓のタイトルコールには、やられた。3333と数字が出たので、どのように2355に変わるのかと思っていたら、ガラス窓が重なっていたという簡単な仕掛け。見破れなかった。

 先日のEテレ高校講座数学の「最短距離」(講師は、なんと秋山仁先生)でも、鉄道沿線上に人数の異なるいくつかのグループが住んでいて、彼らの移動距離が最も少なくて済む集合場所(駅)はどこか? という問題があった。ちょっと考えれば簡単なことなのに、人数ではなく距離に囚われてしまった。

 あ、それで思い出した。昨年暮れだか正月に放送された「ピタゴラスイッチ ちょいむず」の駅のホームに立つ人たちが2つのグループに分けられていて、その理由を答える問題も複数の視点を持たなければならない点で似ていた。ひとつのアイディアにとらわれていると正解にはたどりつけない。

 まだまだ修行が足りない。作曲の難しさは、いわゆる “難しさ” とは異なるものだ。あらゆる角度から同時に物を見るようなことを要求されている気がする。

 例を挙げるならば、ひとつの音でさえ数百とおりの(たぶんもっと多い)和声付けがあって、それらを同時に聴いて答えを出さなければ作曲家には一生が短すぎることになってしまう。

 なんだか風が強くなってきたようだ。

 では、お休みなさい。

 

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JR埼京線 北戸田駅と南葛線5番鉄塔