野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

2月8日(金)なかよし3月号

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 風が強く寒い一日。仕事から帰った “風” も最初に寒さを話題にした。

 “たろ” は、今日も泊まりこみで徹夜仕事ということだ。大変な職場だが、楽しそうにやっている。

 ところで、ネットで話題になっている「なかよし3月号」が売られていたので買ってみた。

 付録の「まんが家セット」を見て、子どもたち(小学生の女の子たち)の興奮が伝わってくるようだった。

 

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セットの内容

 

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なぞって練習するレッスンシート

 

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スクリーントーン

 

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失敗しないステンシル

 

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これは別冊付録の「カンペキ まんが描き方 ブック」

 

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内容の一部

 

 小学生の頃の感受性は、まだよく覚えている。「子供の科学」(学研ではなく、誠文堂新光社の)を読んでは胸踊らせ、初めて「全天恒星図」を買ってもらった時には胸おどらせるどころか、胸が苦しくなるほどだった。

 この「まんが家セット」で同じような思いをしている子どもたちがいることは容易に想像できる。

 ウラノメトリアも、そのような楽譜でありたいものだ。ウラノメトリアを弾いて胸キュンになっている子ども(もちろん大人も)が一人でもいれば、それだけで私の人生に意味があったというもの。

 ところで、最近はマンガが読めない子たちが増えているということだけれど「なかよし」を読んで、ちょっと分かった気がした。昔に比べてレベルが高いと思う。感じにルビは振ってあり、子どもたちを意識して描かれているものの、大人でも読み進んでしまうような、決して子どもだましではない内容だ。作家たちの画力も高い。

 「なかよし」のお陰で、まんが家を目指す子どもたちに負けずに夢中で曲を書きたくなった。実際、いま書き進んでいるソナチネ第10番は、大人も子どももみんな胸キュンキュンだ。待ってろよ〜。

 

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風は写らなかったけれど、強風の昼下がり。