野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

3月10日(日)

276239

 

 午前中は気温が上がって夏日に。

 当地では26度台まで上がったが、おとなりの練馬観測点では28.8度と、全国一の暑さとなった。

 ところが、一転して午後からは冷たい強風が吹き、都内では煙霧(土埃などで大気が濁ること)となって視程が短くなった。

 

 今夜のTED(再放送)はニューヨーク大学のクレイ・シャーキーによるオープンソースコードのプレゼンテーション。

 導入部だけ簡単にまとめる。

 スコットランドに住む9歳のマーサ・ペインという女の子が、自分の学校給食の写真を載せるブログを開設した。クレイ・シャーキーは、その写真を示して聴衆に問いかけた。「野菜はどこですかね。分かります? で、ブログの読者は徐々に増えていった」。クレイは「その日に入っていた髪の毛の本数」というデータが気に入っていたという。

 ところが2週間ほどまえ、Goodbyよいうエントリーが。マーサによると「校長先生に呼び出されて給食の写真を撮るのはやめなさいと言われたので、残念だけどさようなら」。

 クレイ・シャーキーは言う「で、どうなったか大体わかるでしょ?」

 教育委員会に読者からの抗議が殺到したため、当日中に決定を撤回、「9歳児の発言を検閲したりしません」と。(その日の朝、したんだけけど)

 

 これが、新しいメディアが現れるたびに起こる情報の共有という現象であると彼は続ける。

 どうして彼ら(教育委員会)はこんなことをしても平気だと思ったのか。

 それは、これまでの人類の歴史がそうだから。

 新しいメディアによって新しい考えが広まるとどうなるか。と続くのだが、ここまで。

 

 教育者も政治家も、経営者も人の上に立っているような気になると、情報の統制によってアドヴァンテージを保ちたがる。情報の隠蔽は人々の不信を生み、不信は風評被害へとつながる。

 放射性物質に汚染された地帯・あるいは作物は「実被害」を受けている。それを誠実に公表して、政府が責任を持って買い取れば、風評被害は少なくなることだろう。

 

 眠くってきたので、チャンス。早く眠れるかも知れない。

 お休みなさい。