野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

3月9日(土)ウラノメトリア・ランキング 第11位から20位まで

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 今日のできごとは、定期便に多くを書いたのでそちらをご覧いただきたい。

 ひとつ付け加えるならば、ガスレンジのバーナーをパーツ交換した時の事。その炎が美しくて、鍋もかけずに弱火で青く揺れる姿を飽きることなく眺めてしまったことだろうか。

 

 さて、ウラノメトリア・ランキング第2弾。今夜は第11位から20位まで。カッコ内はアクセス数。ちなみに、現在アップロードされているエントリーは全部で317。

 

第11位 同数第10位があったので欠番。

第12位 2α_音並びから音楽へ(87)

第13位 3β_カンツォーン(85)

第14位 3α_遠い昔(84)

第15位 3β_華やかなロンド(80)

第16位 5γ_見よ、勇者は帰りぬ(78)

第16位 4β_しゃぼんだま(78)

第16位 2β_広場の踊り(78)

第19位 1β_こきりこ(76)

第20位 4γ_全短調アルペジオ(75)

 

第12位の「2α_音並びから音楽へ」も正規の練習曲ではなく、バイエルの予備練習 右手第1番と本編第82番。ウラノメトリアでは「ドレドレ・・・」という2音が並んでいるだけでも音楽として表現するようにレッスンすることを知ってもらうためのページ。私の曲ではないけれど、重要なページなので、どしどしアクセスしてください。

第13位の「3β_カンツォーン」は1976年の作曲。現在の私からは37年も離れているものの、小学生の私からは9年しか経っていない時に書かれたことになる。

第14位「3α_遠い昔」は2010年の作曲。試聴音源は、決定稿とは少しだけ異なっている。若い時のほうがアイディアが光っている曲が多いのは事実。しかし、作曲経験を積んでから書かれた曲は、それなりに巧みになっていると思う(と思えなければ嫌だ)。

第15位「3β_華やかなロンド」は、「3α_はじめてのピアノソナタ」を第1楽章、「4β_インテルメッツォ」を第2楽章とするピアノ・ソナタの第3楽章に相当する。ちなみに「3α_はじめてのピアノソナタ」は第41位タイ、「4β_インテルメッツォ」第106位タイ。

第16位「5γ_見よ、勇者は帰りぬ」は全長調アルペジオの練習曲で2台ピアノ用。

同数第16位の「4β_しゃぼんだま」もカンツォーンと同じ1976年の作曲。1976年は、生涯で最も多くの曲を書いた年。

同数第16位の「2β_広場の踊り」は2011年の作曲。10拍子(3+3+2+2)の軽快な連弾曲。同じ拍子で書かれた「4β_ひとりの踊り」(独奏曲、第64位タイ)と対をなす。

第19位「1β_こきりこ」は刊行前から人気曲。同じペンタトニックを使っても、中国など他のアジアの国々の伝統音楽と日本の伝統音楽は異なる。少なくとも日本人には違いがわかることだろう。

第20位「全短調アルペジオ」は、まだタイトルが決まっていないので仮称。奇しくも「全長調アルペジオ」と「全短調アルペジオ」というハノンのような練習曲が上位入りしている。スケールもアルペジオも、それだけでも美しいのだが、和声を加えればさらに魅力的になる。

 

※各曲にリンクを張っていないのは、反射的なクリックによる順位の大きな変動を防ぐため。お聴きになりたい場合は、下の「ウラノメトリア全曲・簡単アクセス」からどうぞ。

 

ウラノメトリア全曲・簡単アクセス

 

 

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日没過ぎの夕景