野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

4月29日(月・昭和の日)きたい音楽教室 発表会

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 午前中にレッスン一コマを終えて、新宿区立箪笥ホールに。

 

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市ヶ谷から歩いてホールに向かう途中の道

 

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ホールに到着

 

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 教室の開設当初に小さな子どもだった子たちが、大きくなっていて時の速さを感じさせた。

 そういえば作曲工房でも、小1だった子たちが今年の春には大学を卒業した。

「ランドセルが歩いてるみたいだったんだぞ〜」

「そうですよね〜」

などという会話を交わしたりしたのだった。

 

 よく練習した演奏が多かったけれど、リタルダンドからのテンポの復帰がsubitoな子がいたりして、これは今までになかったことかも。

 プログラムの終わりのほうには、今年はショパンが並んだ。ワルツa moll(遺作ではなくて、Op.34-2)を弾いたのは私より歳上かもしれない女性。

 いつも素敵な演奏を聴かせてくれる沙彩さんがAs Dur Op.34-1。

 そして、やはり毎年難曲に挑戦する男性がショパンエチュードから「黒鍵」とプレリュード第20番。

 こういう人たちが育つ教室というところが重要。

 北井先生の挨拶のあと、アンコールの代わりに3人連弾、4人連弾、さらに、たくさんの人数でリレー連弾があって、その編曲も見事で楽しい締めくくりとなった。

 

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おちびさんたちの3人連弾。ピアノはD274。

 

 帰宅後、すぐにモリアキ翁94歳の病室に。

 今日のモリアキ翁は絶好調。回復傾向にあることは確実。

「さっきまで、とてもいい夢を見ていたんだよ。軽飛行機で空を飛んでいるんだ。下に利根川が見えたんで関東平野だなって分かったんだ。好きなように飛べて、気持ちがいいんだ。こんなにいい夢を見たのは久しぶりだったよ」

 私は飛ぶ夢を見たことがない。ヒコーキは嫌いだけれど、夢なら見てみたい。

 モリアキ翁の夕食が終わってから帰宅。

 

 今日、ウラノメトリアから「山羊座」を弾いてくれた子がいたので、彼女の星座を尋ねたら「さそり座」。かなり多くの星座のスケッチをとってあるので、夜になってから探したのだけれど「さそり座」は見つからなかった。

 その代わり、すっかり忘れていた「アンドロメダ」「サジタリウス」「インドゥス」「デルフィヌス」などがゾロゾロでてきて楽しいやら困ったやら、どうもアイウエオ順で曲を書き進めていたらしいことも判明(サジタリウスは射手座、デルフィヌスはイルカ座)。

 アンドロメダは、ケフェウス王とカシオペア妃の間に生まれた王女なので、やはり両親の曲と同じように混合拍子の変拍子

 これらの曲が、いつか陽の目を見ることもあるに違いない。

 

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今週の運勢は滅茶苦茶なのかも。1枚もうまく撮れなかった。