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昨夜は “海” と話し込んでいたために、結局眠ったのは4時半になってしまった。
それでも、今日はスケジュールが埋まっていたので隙間なく動いた一日となった。
中でも、牧野邦夫展は特筆すべき出来事。
会場の練馬(ねりま)区立美術館は西武池袋線「中村橋駅」のすぐ近く
私は最も偉大な作曲家はバッハで、最も偉大な画家はレンブラントだと考えているのだが、牧野邦夫さんもレンブラントを模範として絵画制作に励んだ画家。
1925年-1986年までの61年間の生涯。1日12時間以上描くと決めて、そのとおりにしたという闘志あふれる性格。
彼の手記をメモしてきたので一部を記す。
自然は凡て。私自らも自然でなければならない。不自然なもの、不勉強なもの、ごま化したもの、うそをつくもの。これらの作品は必づ見破られ、裁きを受ける。肥料になることさえ出来づに、くち果てる。犬の糞。(1951年、原文ママ)
とても共感する一文だ。やる気が出てくる。
彼自身が書いた年譜に「1978年 千穂出現」という一行があって、詳しく書く余裕はないけれど「出現」という言葉の凄さが絵で分かった。
練馬区立美術館
練馬から戻って、少し家事をしてからモリアキ翁94歳のもとへ。
今日のモリアキ翁は体調がよく、酸素チューブが外れているのを忘れていても平気で読書していた。彼自身は、退院が近いのではないかと語っていた。ぜひ、そのようになってほしい。
今日は朝から一日、快晴。