野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

5月22日(水)

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 モリアキ翁の病室に通わなくて済むようになって2日。なんと時間が潤沢に使えることだろうか。京都に行った4月11日以外、一日も休まずに病室へ足を運んだ。当たり前といえば当たり前なのだろうが、自分自身、良く頑張ったものだと思ったりする。

 世の中には、本当に長い時間を介護に当たらなくてはならない人もいるだろうから贅沢は言えないが、作曲には今のほうが百倍くらい良い。

 モリアキ翁は食欲旺盛で、入院中に落ちてしまった筋肉と体重も遠からず回復することだろう。

 

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陽射しは強かったものの、気温はそれほど上がらず快適。

 

 今日、初めてツェムリンスキーの「叙情交響曲」を聴いた。ベルクが「抒情組曲」を書くきっかけとなった曲。まだ聴きこみ方が足りないので確かなことは言えないものの、かなりの名曲ではないだろうか。おそらくベルクも、この曲に夢中であったに違いない。

 ただし、つい先ほどヴォーン=ウィリアムズの「揚げひばり」を聴いたら、ツェムリンスキーのことなどすっかり忘れて聴きいってしまった。オケもソロ・ヴァイオリニストも、揚げひばりを演奏している時は幸せ感たっぷりかも。

 

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買い物に行く途中で発見した「流入転倒堰」という装置(?)。水害時に活躍するものらしい。

 

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昨日画像をアップした紫陽花。写真では分かりにくいが1日で花びらが青くなった。毎日の観察が欠かせない。