野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

6月20日(木)

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 今日は、絵里子さんのレッスン。今回は長く日本にいられるとのこと。こういう機会に少しでも多くを伝えたい。

 夕刻、近藤先生の通夜のために出かけた。斎場では、大学同期の仲間が受付などのスタッフを引き受けていた。われわれの学年が近藤先生ともっとも親しかったと思う。

 本当はもっとゆっくりしたかったのだけれど、焼香を済ませてすぐ帰路についた。

 モリアキ翁の夕食の用意のために “風” とげっちゃんが、てんてこ舞いしながら働いてくれていた。慣れないと1.7g以内の塩分、400kcalを目安にしたメニューを厳密に作るのはかなり難しい。食後のフルーツを加えると熱量は更に増える。

 モリアキ翁の体重が一定になるのは、ほぼこの程度の熱量。以前はカロリーオーバーで太ってしまった。

 夜、録画しておいた「いのちの戦場」という2007年のフランス映画を観てしまった。観てしまったというのは、そんな時間があったら眠るべきだからだ。

 アルジェリア戦争を題材とした映画で(フランス政府は1999年まで、アルジェリア戦争そのものを公式には認めていなかったという)、リアリティ溢れる衝撃作だと感じた。これはもっと有名になっても良い映画だろう。

 今日、埼京線を降りると盲導犬と一緒の若い女性がいた。帰宅を急ぐ通勤客の奔流の中を、同じような速さで階段を降りて移動していたので本当に驚いた。盲導犬というアイディアに思い至った人も凄ければ、それを訓練した人も凄くて、更に盲導犬と一体になってアクティブに動ける彼女も凄かった。盲導犬をロボットで置き換える時が来るとは思えないほどの、ワンちゃんの能力。今日は、あのコンビが神がかって見えた。もし、私が盲導犬を必要とするようになった時、あれほど見事なチームを組めるだろうか。

 

 重要な訂正。明日の告別式は正午から。昨日の日記には午後1時と書いてしまった。ごめんなさい。

 

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