野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

7月1日(月)

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 昔のSFにはマッド・サイエンティストが宇宙船を作ってしまうという設定が少なからず見られた。

 困難さは大きさ、複雑さ、手順の多さにある。

 アポロ11号は、打ち上げブースターであるサターン5型だけで3000トンを超える重量。複雑さという意味でなら、司令船に使われた電気配線の長さが地球を周回してしまうほどではなかっただろうか(記憶が曖昧なので注意)。打ち上げ前のチェック項目だけで数十万とも言われていた。これでは一人で作り上げて、設計図どおりに出来上がっているかチェックするのに人生が何回も必要だ。

 その点、作曲は昔も今もひとりでやることになっている。

 音楽なら、たったひとりで歴史を塗り替えることだって不可能ではない(可能とは限りなく同義ではないかも・・)。

 作曲後、出版・演奏となると多くの人の手を借りる事になるけれど、スコアを書くところまでは一人。こんなにワクワクすることは他にないかも。

 

 今日は「ミレニアム2」を満喫。第1部の「ドラゴン・タトゥー・・」は序章だった。原作者は第3部を書きあげたところで心筋梗塞で急死してしまったそうで、小説のヒットも映画の成功も知らないとのこと。ビゼーと「カルメン」の関係を思い出す。

 

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午後に顔を見せた太陽。

 

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夕方には穏やかな晴れに。

 

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いま、芙蓉がとても綺麗に咲いている。

 

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ご近所の白い紫陽花

 

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定点観察