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夜、仕事から帰ってきたカミさんと古い少女マンガの話。
彼女が小学生の時に読んで衝撃を受けたマンガが、まんだらけの辻中雄二郎氏の協力によって個人的なプロジェクトによって復刻され、それを手に入れたというので、読ませてもらった。
谷口ひとみ「エリノア」という読み切り作品。
作者は17歳で、1966年に週刊少女フレンドに本作が掲載されてから間もなく自死していたことは、復刻版に寄せられた文章で知ったという。
つまり、作者自身の悲劇的なストーリーに惹かれたのではなく、作品そのものに惹かれたということ。
ネット検索してみると、カミさん世代で、この作品にヤラれてしまった人が数多くいることも判明。
決して傑作であるとは思わなかったけれども、創作物の力は、こういうところで発揮されるべきだと思う。
一度触れたら忘れられない。
クリエイターが目指すのは、まさにそれ。1000人の読者に「いいね!」と言ってもらう代わりに10人の心に深く刻み込まれるほうが作品としては強い。
きれいなメロディよりも “強いメロディ” 。
そんなことは当然なのだけれど、メロディ(物語も)は書くものではなく “生まれる” ものなので、そこがもどかしい。
夕方、生活リズム計の記録をニンテンドー3DSで読んでみたら、今朝は5時になってから就寝していたことが分かった。もちろん、そのようなつもりは全くなく、3時頃に寝たとばかり思っていた。リズム計の時計も合っているし、間違いない。道理で今日は眠かった。
今夜こそ3時までに眠ろうと思う(強いメロディのことは忘れろ、忘れろ・・・)。
春霞なのかPM2.5なのか、霞む遠景。
これは梅(たぶん)。
クルマも渡れる小堤橋が工事のために通行止め(人と自転車はOK)。
芦原橋の工事も急ピッチ。
食材に不足があったので、レッスンの合間にウォーキングを兼ねて買い出しに。“風” の仕事がたまたま休みだったので、今日は彼がキッチンに立っている。
直前にE4Maxの2編成連結が通ったのだけれど(別に珍しくはない)、あまりに静かだったので気付かず、撮り逃してしまった。この区間の新幹線の最高速度は120km/hと決められていて、その速度域では埼京線のE233系よりも圧倒的に静かな走り。パンタグラフの擦過音が少し目立つ程度。
板橋区の清掃工場の煙突が霞んで見える。撮影地から直線距離で3.9km。
ちょっとだけバオバブ風。
散髪を終え、サッパリして帰宅したモリアキ翁95歳。