野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

4月10日(木)

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 味覚障害は回復してきたものの、まだまだ本調子ではなくスローダウンしていかなければならない様子。

 昨日9日付けの読売新聞朝刊一面に「東京はブラックホール」という記事があった。要旨は「若者吸収 自らも衰退」というもので、なるほどと思わせるものがあった。

 最近、何かというとグローバル・スタンダードが理由に挙げられているけれど、グローバルに見たら経済の平滑化はあり得ない。

 なぜならば、それぞれの国の富は気候によって左右されるから。

 その国の真の富は降雨と日照で決まる。今は春だから植物が生育する猛烈なエネルギーを感じるけれど、その源が降雨と日照。

 日本は、そういう意味で資源大国。これを活用できるか否かは政治家次第。頑張れポリティシャン。

 誤解のないように付け加えると、発電に有利なエネルギーがあるという意味ではない。

 おまけに海に囲まれていて、こんなに恵まれた国なのに、小学校の頃から「日本は資源に乏しい」と教えられ続けてきた。

 人口が減少してきたら各都市をコンパクトシティ化(居住地区を集合化)してインフラストラクチャーの整備とメンテナンスにかかるコストを下げ、機能的な都市計画を実現すれば、実は「東京よりも魅力的」となるかも知れない。

 

 あ、そうだ。どうでも良いことだけれど、ちょっと引っかったので書いておく。

 ツイッターのタイムラインに、NHKでPHのことを “ピーエイチ” と読んだことを非難するような書き込みがあった。たしか「小学校でペーハーって習わなかったのか?」というような結びだったと思う。NHKでは高校講座の化学の授業でも全て「ピーエイチ」で統一している。それは日本のJIS規格で「ピーエイチ」と決められているからだと思うのだけれど、放送大学の講義でも教授陣は「ピーエイチ」を使っている。最近の化学界の潮流は、そんな感じ。もちろん「ペーハー」も間違いではないけれど、学校で習ったことは「権威」になってしまうということを目の当たりにするできごとだった。

 ついでに書いておくと、中年以上の年齢層には「アボガドロ数」で覚えている人がおられるかも知れないけれど、これも現在では(厳密には1969年以降)「アボガドロ定数」に改められている。化学の先生によってはアボガドロ数を使い続けていた人もいたということ。

 6.02掛ける10の23乗。

 

 まだ北風がビュービューと音を立てて吹き荒れている。そろそろ寝ることにする。

 

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運が良ければE7系のあさま535号が通る時間帯だったのだけれど、通ったのはE4系E233系

 

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月齢10.3の月。21時03分には小惑星「2 Pallas(パラス)」が2° まで接近した。パラスは、メインベルトでは準惑星「1 Ceres(ケレス)」に次いで、小惑星番号を持つ天体としては2番めに大きい。惑星や月に接近する時なら、見つけやすいので観望のチャンス。