301977
今日は昨日に引き続きピアノのメンテナンスしたり、楽譜棚の整理をしていたのだけれど、休憩がてら読み始めた「おちくぼ物語」が面白くて、結局読了してしまった。
お聖さんによる本書は、彼女自身による「舞え舞え蝸牛」をライトノベルのように青少年向けに書きなおしたもの。さらに、「舞え舞え蝸牛」は古典の「落窪物語」を元に脚色された(特に後半部分)2次創作とも言える作品で、厳密には落窪物語の現代語訳ではない。
本来の落窪物語は姫君と貴公子によるシンデレラストーリー。
お聖さんは、阿漕(“あこぎ”、または“あこき”)という、おちくぼ姫の女房を聡明で魅力的に描き、彼女の恋も含めてダブル・ラブ・ストーリーになっている(原作も同じ構成らしいけれど、聖子節が炸裂しているので、たぶん原作より面白くなっているはず)。
2回も外出したのに、定期便以外で今日撮影したのは、この2枚だけ。いかに急いでいたかが分かろうというもの。なぜ急いでいたかというと、楽譜整理でピアノ室がメチャクチャになっていたから。にも関わらず、おちくぼ物語を読んでしまったので、深夜になっても作業が続いている。