303155
早朝、モリアキ翁の「いてててて!」という声で飛び起きると、モリアキ翁が脇腹を押さえてうずくまっていた。
立ち上がりざまによろめいて座卓に倒れこんでしまったらしい。
お盆期間でも診療中の病院を探して、モリアキ翁を整形外科に。
カミさんがシフトオフだったので、プロ技を見せてもらって、実に勉強になった。
それにしても、このところモリアキ翁は災難続きだ。
冷房が効きすぎる待合室で意気消沈しているモリアキ翁。
X線画像で肋骨2本の骨折が確認されたものの、医師は鎮痛効果のある湿布だけを処方して、1ヶ月ほどで治癒するという見立て。運良く、きれいに折れていたのだろう。
急斜面を転がり落ちる太陽。稲垣足穂なら、そう言うに違いない。
ストームグラスの結晶が美しい。