野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

5月18日(金)

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 昼過ぎに雷鳴と共に強い雨が。天気予報のとおり、大気が不安定のようだった。

 ところが、それから1時間も経たないうちに空は晴れ、モリアキ翁が「与野公園のバラ園まで連れて行ってくれないか」と言ってきた。モリアキ翁の頼みは最優先なので、とにかく行くことにした。

 バラ園はちょうど見頃で、見事なバラで一杯だった。モリアキ翁は愛用のニコンのフィルム一眼でたちまちパトローネひとつを空にしてしまった。

「失敗したなあ、今日は1本しか持って来なかったんだ」

 多くの人が携帯でバラの写真を撮っていたが、一眼レフを持っているのは男性ではなく、30-40代くらいの女性たちなのだった。デジタル一眼になってフィルムの扱いがなくなってから、カメラを取り巻く環境は急速に変化したと思う。フィルムひとつをとっても、それはナマモノだったのだ。夏に撮影するプロカメラマンは、フィルムを保冷ボックスに入れていたものだ。コダクロームなどのリバーサルフィルムだったに違いない。こだわる人は安定した発色を求めて、フィルムのロット番号まで同じ物を揃えて使っていたという。

 デジタルカメラの良いところは、露出補正とホワイトバランスをモニターで直接確認できることだろう。

 

 今日も気持玉を頂いたので報告。「スピカ」が人気。決定稿を書かなきゃダメか。

 

・2α-71_楠木の坂道 <ナイス>1

・2α-80_ツェルニーと一緒 <なるほど>1 <面白い>1 <ナイス>1

・子ども2α_appendix6_反行形 <ガッツ>1

・3α-101_カステル神父のリボン <なるほど>1

・3γ-3_処女航海 <ナイス>1

・3γ-4_物語 <なるほど>2 <ナイス>1

・4γ_全短調アルペジオ <ナイス>1

・番外_スピカ <ガッツ>4 <面白い>1

 

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カメラを構えるとシャキッとするモリアキ翁93歳。