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今日も、午後から伊藤美香さんに手伝っていただいてウラノメトリアの録音を行なった。
ウラノメトリアに収録された曲はひとつ残らず真打（しんうち）だと思っているけれど、今日、そのなかでも特に真打の録音。曲は第3巻γ（ガンマ）第4番の「物語」。10テイクでは済まなかったと思う。ひょっとしたら20テイクくらい弾いたかも。
初演は2010年に坂本景子さんと、当時中学生だった“ゆうか”さん。彼女たちの演奏がいかに名演であったかを思い知るような2時間だった。
今週の3日間にわたって60曲もの録音をしたので、これから少しずつアップロードしていく予定。
あ、そうだ。朝の定期便に書いた「ウラノメトリア全曲・簡単アクセス」というページを作ったので（実は昨晩から、寝ずに作成していた。うそ。少し寝た）、ぜひご利用いただきたい。とても良いアイディアだと自画自賛。
今日もたくさんの気持玉を頂き、ありがとうございます。
・1α-2_レについて ＜ナイス＞1
・1α-30_7つのポジション/G ＜なるほど＞1
・1α-31_7つのポジション/A ＜ナイス＞1
・1α-32_7つのポジション/H ＜ナイス＞1 ＜かわいい＞1
・1β_なわとび ＜ナイス＞1
・2α-50_たんぽぽの野原で ＜かわいい＞1
・2α-71_楠木の坂道 ＜ナイス＞1
・2α-80_ツェルニーと一緒 ＜ナイス＞1
・こども2α-appendix7_2音のフレーズ ＜ナイス＞1
・2β-19_山道を行く ＜なるほど＞1
・3α-105_勇気 ＜ナイス＞1
・3β-1_目覚めよと呼ぶ声が聞こえ ＜なるほど＞1
・3β-2_ポロネーズ風に ＜ナイス＞1
・3β-35_華やかなロンド ＜ナイス＞1
・3γ-4_物語 ＜驚いた＞1
・4γ_古典ソナタ形式による4手のためのソナチネ ＜面白い＞1
・4γ_全短調アルペジオ ＜驚いた＞1
・番外_2台のピアノのための「スピカ」 ＜ナイス＞1 ＜ガッツ＞1
「楠木の坂道」に気づいてくださった方は、かなりの音楽通かとお見受けしました。地味な曲ですが、かなり入れ込んで創りあげた作品です。最後の2小節のコーダなんて凝りまくりました。こんなに凝ったコーダを書いたのは「7つのポジション / G」以来のことでした。
ツェルニーと一緒はツェルニーの「125のパッセージ練習 作品126」の第1番の主題をC Durからa mollに読み替えてパラフレーズにしたものです。もう誰も原曲がツェルニーだなんて思いもしないことでしょう。
物語もそうですが、全短調アルペジオは誰だって驚きます。作曲した本人だって書いた時には、腰を抜かすほどびっくりしたんですから。ハノンのアルペジオ練習が、きっと楽しくなります。この曲が広く知られるようになったら、世界中のピアノが朝から晩まで短調のアルペジオを響かせることになるかも（まさか）。
明日の試聴音源アップロードをお楽しみに。では、お休みなさい。
