野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

7月24日(火)

270305

 

 “たろ”の大学の講義でデザイン概論の先生(もちろん現役のプロデザイナー)が言った言葉。

 - - - 好きだから、というくらいの理由で職業に選ぶのは無理がある。自分が客側に立てないものを仕事としなさい。

 卓見だ。ケーキが大好きなのに好みのケーキを売っている店が全く見つからない、という場合、もはやその人は客にはなれない。そんな感じだろう。

 あの店のケーキも美味しい、この店のケーキも美味しいのであれば、幸せな客になれるではないか。

 私は、ほとんどのカレーが嫌いだから自分でスパイスから組み上げるしかない。

 

 4β_インテルメッツォ_を今日一日で数十回再生して聴いた、ハードルを上げてしまった。優れた聴衆なら、相当高い想像力で次の曲を予想するだろう。聴衆の想像力の及ばないところで仕事をするにはハードルが高くなったことは間違いない。しかし、裏返せば飛躍のチャンスだ。どうなるかは次の曲の完成度しだい。

 

>今日の音源差し替え

4β_しゃぼんだま 実にストレスフルな演奏だったので、少しだけ、まともなものと差し替え。

 

他にも差し替えなければならない試聴音源が山ほどある。