野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

8月13日(月)

270867

 

 今日もスケジュール一杯の一日を無事過ごした。

 空は曇っていて金星食の観望は、かなり難しい状況。そろそろ眠ったほうが良いかも。

 今日のM先生(数学者)のレッスンの最後の会話が最高に楽しかった。

 彼は、作曲しているという自負だけでどんな人に対しても物怖じしないと話言ったのだ。だから、誰に対しても腰が低いとも。

 これには心の底から笑えてしまった。

 全くそのとおり。作曲するというのは自らを満たす最高の行為であり、作曲している以上、この世に自分より幸せな人間がいるとは思えないからだ。

 それでも作曲すること自体は、かなり辛(つら)い。しかし、辛かろうがなんだろうが作曲することをやめる気がしない。やめるのは、たぶん死ぬ時だ。

 作曲以外にも自らを満たせるものはあるかも知れないけれど、とりあえず私たち2人は共感しあったのだった(絶対、凄い曲を書いてやる)。

 

 お盆なので、夜になってからカミさんと“たろ”と3人でカミさんの実家に行った。道すがらのクルマの中で、たろにその話をすると「まあ、音楽は特別だと思うよ」と言ったけれど、おそらく彼女も絵を描いているだけで同じような気持ちになっているに違いないと思った。