野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

2月22日(金)京都行き その1

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 いつものことながら、昨夜眠ったのは朝刊が配達されてから。

 しかし今日は、いつもよりちょっと早起き。このわずか1時間が効いたりする。まだ0時をすぎたばかりなのにエネルギーが切れてきた。

 というわけで更新を急ぐ。

 

 森田ピアノ工房を訪問するにあたって必要最低限の荷物は何か、という問題で昨夜は色々と考えた。条件は「最悪の事態に備える」。もう、これは性分というか、脅迫神経症的な性格のために仕方がない。

 距離が近い場合には水や非常食は有効だけれど、500kmを歩いて帰ることになったら数食分持っていても意味はない。

 遠くへ出かける時には、行動を制約されないようにするための装備に限ることにした。マスク10枚、うち数枚は両面テープで縁取りされたオリジナルの粉塵や火山灰にも対応するもの。そしてやはり粉塵・火山灰対応のゴーグル。手回し発電ライト、雨具など。

 とにかく新幹線に乗り込むまでがハードル高いからな〜。いろいろ準備して安心しないと東京駅から引き返してしまうかも知れない。

 

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埼京線を降りて、新宿駅で中央線E231系に乗り換える。隣のホームには松本行き「スーパーあずさ」E351系。

 

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東京駅に着いたら、すぐに東海道新幹線ホームに行って発車直前の「のぞみ221号」N700系に乗り込んで空いている席に座った。ドアが閉まる時の息が詰まりそうなドキドキは、死ぬまで治らないだろう。

駆け込み乗車がバレていたらしく、座席前の注意書きで叱られてしまった。

 

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今日、用意した本は石橋克彦先生の「大地動乱の時代」。再読だが、小田原を通り過ぎるまで「小田原地震」のページをくり返し読んで、わざわざ怖い思いをする。こういうのも一生治らないだろう。

 

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富士山が近づけば、もちろん宝永地震と宝永噴火のページを読まずにはいられない。

 

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噴火前に無事通過。馬鹿みたいだが、その時は本当に気になって仕方がない。

 

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名鉄(3扉なので6000系か?)が走っているので、もうすぐ名古屋。さっそく尾張地震(濃尾地震)のページを読んで怖がる。本当に馬鹿みたいだ。

 

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米原駅に近づくと日本海気候になるので雪景色。

 

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怖がっているうちに京都駅に到着。この女性駅務員がカッコよくて素敵だったので、おもわずシャッターを切らせていただいた。

降りてしまえば新幹線なんか全然こわくない。

20歳の頃はパニック障害だったので各駅停車にさえ乗れなかった。一駅ごとに降りて次の電車、あるいはさらにその次の電車に乗っていたので目的地に着くのが果てしなかった。全然懐かしくない。嫌な思い出だ。こういうことを書けるようになっただけでも凄い進歩だ。

 

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京都駅で琵琶湖線に乗り換える。なんと向かいのホームにトワイライトエクスプレスが。

 

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乗りたくないけど乗りたい。カシオペアよりも乗りたいけど乗りたくないけど、やっぱり乗ってみたい。

 

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琵琶湖線 新快速223系で隣の山科駅へ向かう。

 

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山科駅からは地下鉄東西線に乗り換えて2駅の椥辻(なぎつじ)駅へ。利用しなければ読めなかった駅名。それにしても地下鉄はめちゃくちゃ緊張する。

 

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椥辻駅を降りたら、こんな道を2kmほど歩けば目的地。一本道で迷いようがないのに、大石神社前という表示に気づかず通りすぎて方向音痴の本領を発揮。森田ピアノ工房に到着した時、カロリー消費計は、今日それまでに歩いた距離の合計を7.2kmと表示していた。いやあ、良い運動になった。

 

ここで時間切れ(体力切れ)。続きは、また明日。