野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

3月16日(土)

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 昨夜は花粉症の鼻づまりがひどく、なかなか寝付けず、おまけに早起きしてしまったので、今日は寝不足で辛い一日となってしまった。

 こういう日はPCのハードディスクの整理などで過ごすのが一番なのだが、今日は曲名リストを眺めて過ごした。曲名リストのソースは内緒だが、ちょっとだけ明かすと協力者が数名。本当にありがたい。

 しかし、それでも曲名によって曲のイメージがアップしたり、曲名を見て試聴ボタンをクリックしたくなるようなタイトルは簡単には見つからない。

 できれば、言語や文化を超えて通じるイメージ、さらに欲を言えば時代を超えても価値が変わらないような言葉を選びたい。

 たとえば「レモン」といえば日本では爽やかなイメージだが、英語などでは「酸っぱくて食えない奴」という意味で使われたりするから難しい。

 

 今日、午後4時から放送された「坂本龍一 スコラ 音楽の学校」の特別講座である「オーケストラと市民」がとても面白かった。オーケストラは広島交響楽団。もちろん一流の腕前。もはや日本には二流のプロオーケストラは存在しないのではないだろうか。凄い時代がやってきたものだ。

 坂本龍一さんの視点と着眼点は鋭く、なるほどそうだったのかと、とても勉強になった。

 クリエイターにとって重要なのは知識量ではなく、何を知っているかという情報の重要度だ。

 

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