野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

5月11日(土)

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 午前中から雨が降り始めて、あとはずっと雨。

 

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新着の「疾走する俳句 白泉句集を読む」を手にとって、白泉について語るモリアキ翁94歳。

 

 渡辺白泉(1913-1969)は「戦争が廊下の奥に立ってゐた」などの句で知られる異色の俳人。

 昔からモリアキ翁の好きな俳人の一人で、彼のそばにいるだけで「門前の小僧習わぬ経を読む」式に白泉の句は詠み人も知らずにいくつも覚えてしまった。

 今日、モリアキ翁が選んだ句は「街灯は夜霧にぬれるためにある」「玉音を理解せし者前に出よ」など。

 

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雨の夕景