野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

4月19日(木)

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 今日はレッスン三昧の一日。

 モリアキ翁の食卓には、毎日必ず季節の果物を出す。旬の果物が乏しい端境期(今が、まさにそのような時季)にはオレンジやバナナだったりする。その習慣のお陰で私自身も毎日果物を食べるようになり、それが少しは健康に寄与しているような気がする。

 栄養学を齧(かじ)っていたころの知識なので最新ではないが、たとえばアスコルビン酸(ビタミンC)はフラボノイド(ポリフェノールの一種。7000種類以上ある)と共に摂取すると効果的だったはずだ。果物にはアスコルビン酸のほかにさまざまなフラボノイドを持っているので、サプリメントよりも果物を直接食べたほうが良い(ずっと良い)。果物自身が生きていくにも必要だから持っているのであって、それを我々が利用しない手はない(こういう書き方をすると「アルカロイドはどうなんだ?」などとコメントが来るかも知れないが、とりあえず有用なものについて書いているということでお許しいただきたい)。

 もう四半世紀も前に川島四郎先生(栄養学者)の著書で果物の話を読んで、果物嫌いではなくて良かったと思ったことがあった。その話をモリアキ翁にしたら「果物紳士録」という1966年刊の本を渡された。アマゾン・マーケットプレイスで検索したら2冊あって、どちらも5980円くらいの値段だった。これは貴重だ。果物ひとつひとつの履歴書のような本で、実はモリアキ翁は果物ヲタだった。

 今日は自作の「海からの風 I(1982)」と「バガテル(1984)」の2曲がグルグル回っていて、とてもよい気持ちだった。多分明日あたり、この2曲とは似ても似つかぬ曲がやってくることだろう。つまり、飽きるほどグルグルしたということだ。

 日曜日は母の三回忌。準備はほぼ終わっているけれど、抜けがないように明日は最終チェック。参列してくださる叔父叔母が高齢になってきているので、どれだけ配慮しても足りないということはない。

 

 

追記:

 2ヵ月くらい前に買った「豆苗」を食べてしまった後に残った根の部分を水耕栽培していたら、なんと今日、花がひとつ咲いた。写真は機能撮影した蕾。今日はピンク色に色づいたけれど、シャッターを押そうとした瞬間、“ちびなな” がドアベルを鳴らしたので撮影せずに終わってしまった。

 

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