野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

4月27日(土)

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 最初は今日のモリアキ翁から

 

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言語聴覚士からリハビリを受ける直前のモリアキ翁

 

 理学療法士ではなく、言語聴覚士(本当に素敵な)がモリアキ翁のベッドを訪れてリハビリ。彼女は咀嚼(そしゃく)と嚥下(えんげ)のリハビリによって、誤嚥性肺炎のリスクを減らすという役目を負っていた。

 カミさんと「プロの仕事を見せていただいた」という感想で一致。モリアキ翁も協力的で、模範的な患者だったと思う。

 

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リハビリを終えて食事の時間となったモリアキ翁

 

 今日は食欲も旺盛で、回復傾向にあることを感じさせた。

 食事をする姿は、スタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」のラストシーンに登場する、老人となったデイヴィッド・ボーマン船長に良く似ていた。

 

 

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風に揺れるエノコログサ(猫じゃらし)

 

 今日は長男の “風” の誕生日なので、夕方、カミさんと歩いてケーキを買いに行った。その途中で群生する猫じゃらしをいくつもみつけ、今が、そのシーズンであることを知った。

 

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北戸田駅へ向かう道。ほんの1年前でさえ、今とは大きく異なった風景になってしまった。

 

 夜、次男坊の “海” もやってきて、ささやかな誕生パーティ。帰宅の遅い “たろ” 抜きだった。

 我が家でただ一人クルマ好きな “海” と夜遅くまでクルマ談義。彼はオーバー200PSのクルマを転がしている走り屋だ。

 今日の話題は、昨日、私が駐車場でシロッコの隣に停めたことを話したことがきっかけ。実物は、写真以上にスタイリッシュだった。そういう意味ではトヨタ86も実車がいい。

 少し前まではシビック・ユーロRがガレージに収まっているのも悪くないと思っていた。

 しかし、今日一番盛り上がったのはアリエル・アトムV8というクルマ。停止状態から100km/hに達するまでが2.3秒という市販車。しかもスーパースポーツカーではなく、そのためだけに開発されたようなオープンホイールカーで、普段使いは無理だろう。

 リビングにおいてあるカミさんのサブPCで画像検索しながら、話は尽きなかった。

 

 今日、TVで佐村河内守さんの交響曲第1番の全曲が放送されたので、深夜になってから聴いた。

 作曲家の良心を感じさせる純粋な音楽だと思った。ベートーヴェンの時代のように、人々は再び交響曲を聴くためにコンサートホールを訪れる時代がやってくるかも知れない、と予感させるような曲だ。

 彼は「現代音楽不毛の時代」に終止符を打つことになる可能性があるだろう。