野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

11月13日(水)

283564

 

 昼間は、この2日間やらなかった家事と水汲みを済ませて、午後遅く、おチビたちのレッスン。

 夜はウラノメトリア4βの完成している曲すべてをくり返し聴いて、まだ新曲が入り込む余地があるかどうか、というより、果たして被らない曲を書けるかどうか思案。

 結論としては、どう考えてもインスピレーション待ち、という状態だと思う。

 作曲順(インスピレーションを得た順)に並べると次のようになる。

 

昔語り(1971)

プーランクふうに(1972)

しゃぼんだま、エスタンプ、アリア、きつね、ペップという鳥(1976)

誕生パーティ(1980)

海からの風 2(1982)

異郷の踊り1、異郷の踊り2、コレルリ風に(1983)

夏の終わりに(1984)

プレリュード85(1985)

バザール(1987?)

いもむしの踊り、ほうずき市(1988)

ふたりとも道にまよって(1992)

はえ座、Street Song、ヴォーン=ウィリアムズ賛歌(1995)

兵士の物語 2(1996)

草原の踊り(1997)

風のように(2000)

バルトークふうに、アルボラーダ(2012)

憂鬱なソルツィーコ(2013)

 

 上記の27曲が、なんとか独立した楽曲として聴こえるのは作曲時期が異なるからだろうと思う。楽譜として刊行する時には、当然のことながら、この順序ではない。

 未完曲に「ひとりの踊り」「昔の聖歌」「フーガ」ほかがある。それらも4βに加えるには、ページ数の関係で、上記の完成曲から除外する曲も出てくると思う。

 いま気づいたけれど、ウラノメトリア世代(ウラノメトリアという概念にたどりついた2001年以降)の曲は最後の3曲だけ。4βは異端の曲集となるかも知れない。

 明日は「3つの舞曲」の最後のリハーサル。まるで子ども時代の遠足前日のような、はしゃいだ気持ちだ。

 

f:id:tomlin:20131113142800j:plain

 露出無補正でも、まるで高地のような空の青さ。

 

f:id:tomlin:20131113143258j:plain

葉が黄ばみ始めたポプラの行列

 

f:id:tomlin:20131113145925j:plain

 

f:id:tomlin:20131113150231j:plain

 

f:id:tomlin:20131113154211j:plain

日没近くには空に雲が広がった。

 

f:id:tomlin:20131113155400j:plain