野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

3月4日(月)

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 3月4日は「きつね記念日」。1976年の今日、私は曲を書き散らすことをやめたのに違いない。

 3月2日から3日間、少し眠っただけで20曲(完成した曲数)も書き続けた。その最後が「4β_きつね」だったと思う。アイディアは、あっという間にまとまり、楽譜を書くのに要した時間も「楽譜を書く時間」だけだったと思う。

 しかし、インスピレーションだけに頼っていては精緻な音楽構造を持った曲が書けるとは限らないだろう(天才は、それでもやってのけるだろうけれど)。

 まあ特別な日なので、今日はピアノ・ソナタから離れてウラノメトリア1βのために1曲、なんとかまとめてみた。

 レッスンに来てくれた “さきちゃん”(どういうわけか、新曲が書けた日に来ることが多い)と連弾してみたけれど、まだ和音がしっくりと当てはまっていない印象。明日、修正を試みるつもりだけれど、それこそインスピレーションが必要だ。

 

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 枯れてしまったのではないか、と毎年この時季心配になる紫陽花に新芽が出た。