野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

5月27日(日)

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 今日はピアニストの大導寺錬太郎さんのステージがあったのだけれど、ウラノメトリアの作業が佳境を迎えているので行けなかった。

 しかし、夕刻になって作業が一段落してから新宿へ。岐阜から上京しているshinさんに会うためだ。今日はずっと根を詰めていたので、外へ出ると目眩がしそうだったが、歩きして全身に血液が巡れば絶好調(?)。

 shinさん、おちゃめさんと新宿駅で待ち合わせて、なぜかもんじゃ焼き

 5、6年ぶりに再会したshinさんはあいかわらず好青年だ。しばらく会えなかった間に、人生一波乱あったようだけれど全然変わっていない。

 彼の新幹線の時刻までは、あっという間。再会を約束して別れた。

 

 で、今日はどんな作業をしたかというと、試聴音源のアップロードはいつものとおり。重要な作業ではあるけれど、ある意味、ルーティンワーク。

 今日は1βを仕上げるための枠組みの確認。

 すでに音源を公開している曲は、予定どおり収録。問題は残りの曲。

 絶対に譲れないのが、妥協点の高さ。少しでも安っぽく感じたら没にする。他の作曲家からの引用があっても構わないが、同じアイディアで書くのは駄目。しかし、そんなことは些細なことだ。

 作曲しても演奏しても、そこには作曲者、演奏者の全てが表れる。だから聴く人が聴けば全てが分かってしまう。つまり、一切のごまかしは効かないということだ。だから、少しでも飾ろうとか、粗(あら)を隠そうとしたかのような曲は全て没。真正直な曲だけを残す。

 現在作曲中のアイディアスケッチをあらためて見渡すと、没っぽいものがいくつも見つかる。何十年も作曲していて、まだゴミが混ざっていると思うと暗澹たる気持ちになるが、気づくことができるだけマシか? 一度世の中に出てしまうと、もう引っ込められない時代だ。

 その結果、合格ライン以上の独奏曲が足りないことが判明。易しい独奏曲で良い曲を書く難しさは分かってはいるけれど、(ごまかしが効かない以上は)乗り越えなければ。

 

 今日アップロードした試聴音源は5曲。3β-13_石けり遊びには、トレモロの追加練習曲と参考曲として「ツェルニー30番練習曲から第12番」のウラノメトリア校訂版の合計3音源が載っている。

1α-33_はじめての伴奏 / 単純な伴奏形

1α-34_春の陽射し / 2種類の伴奏

2α-56_初めての音階 H Dur 左手

2α-60_初めての音階 Des Dur 左手

3β-13_石けり遊び

 

今日の気持玉(ポチっとしてくださってありがとうございます)

・1α-33_はじめての伴奏 <なるほど>1 <驚いた>1

・1α-34_春の陽射し <なるほど>2

・2α-50_たんぽぽの野原で <かわいい>1

・2α-55_初めての音階 H Dur 右手 <ナイス>1

・2α-56_初めての音階 H Dur 左手 <なるほど>1

・2α-59_初めての音階 Des Dur 右手 <ナイス>1

・2α-60_初めての音階 Des Dur 左手 <かわいい>1

・2β-3_あしたは誕生日 <なるほど>1

・2β_30_森に月が沈む時 <なるほど>1

・4β_アルボラーダ <ナイス>1

・番外_2台のピアノのための「スピカ」 <かわいい>1

 

2β_30_森に月が沈む時_のコントラスト主題がとても気に入っているので気持玉をもらうと嬉しくなります。

 

では、また明日。

 

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 特大明太子のもんじゃ。