野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

1月2日(水)キャノンII 4SB改 F1.8

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 ヘタレ写真ばかり撮っているけれどカメラ歴は長い。

 モリアキ翁からDPEの手ほどきを受けたのは小5の時だった。暗室の酢酸の匂いは好きとは言えないものの、結構落ち着く場所だったりする。

 叔父たちにもカメラ好き(写真よりカメラの叔父も)がいて、なぜか私のところにヴィンテージカメラが集まる。

 今日はキャノン4Sb改という、カメラマニア垂涎のレンジファインダーのヴィンテージモデルを受け継ぐようにと、叔父から渡された。

 

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 保存状態も良く、フォーカルプレーンシャッターもオリジナルなのに完全に動く。

 初発売は1954年。私が生まれる前という先輩カメラだ。F1.8のレンズがついて当時の価格が74500円。現在(2013年)の感覚だと10倍程度の70万円あたりだろうか。

 ウェブで調べれば、このカメラの位置づけが分かると思う。日本のカメラ技術が世界の最先端に達した記念碑的製品。

 

 この日記にも書いたけれど、数年前には別の叔父が所有していたマミヤC330 プロフェッショナルを受け継いだ。

 

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 こちらはレンズ交換ができる世界唯一の2眼レフカメラ。ハッセルブラッドと同じブローニー(120)フィルム6☓6のスクエアサイズ。

 

 モリアキ翁は今はニコンF50というオートフォーカス一眼レフのフィルムカメラを使っているけれど、その前はニコンF3(ハイアイポイント)だった。

 

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 F1.2という明るい50mmレンズは、ほとんどスピードライト(ストロボ)を必要としないほどだった。完成度が高く、20年間も現役モデルとして販売され続けた。

 で、私もいろいろなカメラを使ってきたのだけれど、使い倒したのは下のニコンF601。パトローネ数百本を飲み込んできた。

 

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 子どもたちの成長を記録してきたのがこのカメラ。とても扱い易く、自分のまぶたのようにシャッターを切ることができた。リバーサルフィルムを多用したので、プリントにはコストがかかった。

 

いま使っているのが下の(我が家での通称)猫カメラ。ニコンL810。

 

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デジカメ4台目。おもちゃのような軽さと質感だけれど、実に良く撮れる。フィルムカメラ時代に比べるとカメラにも写真にもコストがかからないのが助かる。

 先代のスナップ用カメラは型落ちで7000円だったが、いまでも現役。ポケットに入れて持ち歩くには便利。

 

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 ついでに “たろ” のカメラ、リコーCX3。レンズと被写体との平行具合が表示されるので、長方形がアフィン変換されることなくそのまま写る。

 

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